小説

【片田舎のおっさん、剣聖になる】書籍版 第3巻 感想

あらすじ

まもなく始まるレベリス王国と隣国スフェンドヤードバニアの王族の友好行事に向けて、両国の騎士団が警護に当たるらしい。そして当然騎士団長アリューシアからは、
「先生をご紹介する、良い機会かと」

そろそろ大役にも慣れ始めたおっさんだが、さすがに『王族』と聞いて悶々するなか、相手国の騎士団が到着したようで――
「うふふ。貴方の愛弟子、ロゼ・マーブルハートですよ~」
スフェンドヤードバニアの副団長もかつての弟子!?

再会に驚く間もなくアリューシア・ロゼと共に王族護衛の任に就くが、その背後では王族を狙う黒い影が徐々に動き始めていて――。

片田舎のおっさん、人生最大の超重要任務に挑む!!

引用元:SQEXノベル公式ホームページ

使節団、来訪

隣国スフェンドヤードバニアから使節団が来訪することに

それに先だって警備を担当する、教会騎士団の団長ガトガと副団長ロゼがルベリオ騎士団の庁舎を訪れます

副団長のロゼはベリルの弟子で、彼の愛弟子を自称します

アリューシアの反応がまた判りやすい

ロゼはわざとやっているのでしょうか?

暗殺未遂事件、発生

使節団としてやってきた隣国のグレン王子

彼を狙った暗殺事件が発生

ベリルたちの活躍で未遂に終わりますが、事件の裏には隣国スフェンドヤードバニアの内部事情が絡んでいました

事件の黒幕は教皇派

王権派と争っている彼らは王子を亡き者とし、第二王子を次期国王に据えようとしていました

前回に続いてルベリス王国で騒ぎを起こすスフェン教

隣国でやらかし過ぎだと思いますが……

渦中に立たされるベリルはたまったものではないでしょう

晩餐会への招待

事件後、アリューシアと共に王宮の晩餐会に招待されたベリル

サラキア王女に続いてグラディオ国王、ファスマティオ王子と対面

段々と顔が売れていくベリル

国のトップにまで、その名を知られることに……

感想

新しい弟子ロゼ・マーブルハート登場

教会騎士団の副団長を務める彼女

前回は敵として立ちはだかった教会騎士団ですが、今回は協力することになります

しかし、ロゼは初登場からやってくれます

ベリルの愛弟子を自称し、アリューシアから警戒されました

間延びした喋り方をし、のんびりした雰囲気を漂わせる彼女ですが、洞察力は優れています

ほぼ確実に分かったうえでやっているのでしょう

基本的に人当たりは良いのでその後はアリューシアとも打ち解けていましたが……

そして、またも隣国の事情に巻き込まれたベリル

スフェン教とは相性が悪いのでしょうか?

なぜ、こうもスフェン教は問題を起こすのかと思えば、国内で派閥争いが起きていました

その余波が王国にまで及んでいるのです

送り込まれた暗殺者を返り討ちにするベリルですが、思わぬ敵と相対することに

遂に王族とまで対面したベリル

アリューシアの望み通りにその名声は広まっていきます

彼の活躍がどこまで広がるか楽しみにしつつ、今回はこれまでとさせていただきます

ここまでお付き合いいただきありがとうございました

ABOUT ME
カルカタナ
これまでの人生をふりかえって目標がいかに大切かを感じました。 一念発起してブログをはじめ、毎日一記事の更新を目指しています。