ヤングチャンピオンコミックス(秋田書店)から発売中の「片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~」(原作:佐賀崎しげる 鍋島テツヒロ 漫画:乍藤和樹)第2巻の感想を書いていきます
2巻は書籍版第1巻に収録されている物語を漫画化
書籍版を読んで内容を知っているという方にも楽しめるものとなっています
各登場人物が深堀されており、かなり印象が変わっています
書籍版から変更された部分を上げつつ、感想を書いていきます
ネタバレを含みますのでご注意ください
ルーシー登場
街中で何者かの襲撃を受けたベリル
襲撃者の正体はルーシー・ダイアモンドでした
……いきなり襲っていますね
しかも街中で戦闘を始めています
更にフィッセルから貰った魔装具を、さも彼女から奪ったように言いベリルを挑発
彼を本気にさせます(この件については後でフィッセルから怒られた模様)
最後は後始末をせずに逃走しています
スレナとの模擬戦
ギルドの新人研修を手伝う際、メイゲンからその技量を疑われます
その解決策としてルーシーがベリルとスレナの模擬戦を提案
ベリルはスレナと戦うことになります
この時、書籍版ではいなかったフィッセルが見学しています
ちなみに上記の件はこの時に彼女に知られました
若手冒険者たち
スレナとの模擬戦を終えて、新人研修に同行するベリル
彼が同行するのはボルタ、ニドリー、サリカッツの3名
漫画版では彼らのキャラクターも深堀されています
ボルタとニドリーの関係にはベリルだけでなくスレナまで喰いつきます
スレナの過去
研修場所の洞窟を出たところでゼノ・グレイブルの襲撃を受けます
それに対応する中でスレナはベリルと出会った時のことを思い出します
目の前で家族を失ったことで怯えてしまい、心を閉ざしていたスレナ
そんな彼女を救ったのがベリルの献身でした
猛吹雪の中、体調を崩して危険な状態に陥ったスレナを医者まで連れていくベリル
その後も彼女の意識が戻るまで手を握り続けていました
それを知りスレナも落ち着きを取り戻し回復します
そして、自分もベリルのようになりたいと考えたのでした
感想
ゼノ・グレイブル戦のベリルが格好良かったですね
剣を失う過程が書籍版とは異なっていました
戦闘の最中に炎で焼き切られてしまい、窮地に立たされます
スレナから片方の剣を借り受け難を逃れます
ベリルの性格も少々違っています
書籍版では内心ではかなり焦っていましたが、漫画版では非常に落ち着いて対処しています
他のキャラクターから見たベリルということでしょうか?
自らゼノ・グレイブルを引き受けてもいます
頼りになる存在です
ルーシー、スレナ、ゼノ・グレイブルと立て続けに強敵と戦うことになったベリル
漫画版での戦闘はどれも見応えのあるものとなっています
ベリルの活躍を期待しつつ、今回はこれまでとさせていただきます
ここまでお付き合いいただきありがとうございました