ヘンブリッツ・ドラウトは「片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件」(SQEXノベル)に登場する人物です
レベリオ騎士団の副団長を務める人物で、主人公ベリルの前に最初に立ち塞がります
そんな彼はどんな人物なのか?
作中でどんな活躍をするのか?
ご紹介します
ネタバレを含みますのでご注意ください
人物
レベリオ騎士団の副団長を務める
短く切った金髪に赤い瞳、浅黒い肌の精悍な若い男性
真面目で誠実な好青年
非常に高い身体能力を持ち、”轟剣”の異名を持つ
当初は、特別指南役に就任したベリルに懐疑的だったが、勝負を経てその実力を身をもって知った後は心酔する
活躍
ベリルとの試合
アリューシアの推薦で、特別指南役に就任したベリルに手合わせを願い出ます
ベリルの実力に疑念を抱いていた彼ですが結果は惨敗
自らの考えを改めることになります
優れた身体能力もベリルの前では通用せず、完全に動きを読まれていました
敗北後は素直に謝罪、ベリルに信頼を置くようになります
ベリルの里帰りに同行
第5巻にてベリルの里帰りに同行
サーベルボアの群れ退治を自分たちで行っているビデン村の実態に興味を抱きます
当初はベリルとミュイの2人にヘンブリッツが同行する予定でした
出発当日、集合場所にはクルニの姿も
ヘンブリッツ、押し切られました
意外に押しに弱いのか、純粋な願いを無下にできなかったのか
当然ながらベリルからは2人ともお叱りを受けました
ベリルの道場を見学に向かいますが、そこで門下生のアデルに敵意を向けられます
騎士を信用しせず、その実力を疑うアデル
奇しくもベリルに懐疑的だった彼自身の行動に似通っています
ヘンブリッツはエデルとその弟エデルを相手にすることに
2人を相手にしても余裕であしらいます
漫画版
漫画版ではベリルに手合わせを願い出る件は同じですが、彼の視点で試合が描かれます
どんな考えでベリルに挑んだのか?
その辺りの彼の心情が細かく描かれています
また、回転斬りも披露しますが、ベリルには見切られてしまい敗北
その後はベリル、アリューシア、クルニらと共に酒場に
”片田舎の剣聖”の異名をベリル本人に伝える役目が彼に変わりました(書籍ではアリューシア)
ミュイを巡る事件では、騎士団庁舎内の牢獄に侵入した賊を追撃します
持ち前の頑健さを発揮し、賊の妨害を物ともせずに追い詰めます
途中で壊した物の所有者に律儀に謝罪して弁償を約束
彼の性格がよく顕われていると思います
まとめ
最初はベリルに敵意を向けるヘンブリッツですが、それも彼の真面目な性格ゆえの事
その実力を知ってからは尊敬の念を抱くようになります
ベリルの里帰りの際に手合わせをしたアデルとエデルはその後、騎士団の試験を受けて見事合格を果たします
アデルはその性格から上官であるヘンブリッツを呼び捨てにしてしまい、彼から拳骨をいただきました
手加減をしたのでしょうが、アデルは悶絶してしばらく動けませんでした
彼女の性格を矯正する際、それで心が折れても謝罪はしないとしつつ、ベリルに対しては土下座でもなんでもする覚悟を決めています
彼らしさがよく出ています
拳骨をもらったアデルはかなり矯正された様子
それを見たベリルがヘンブリッツからやり方を教わろうと考えていたのには笑いました
ベリルは怒る時も怒鳴ったりはせず、諭す感じなのでアデルには効果が薄かったようです
多分、やり方を教わっても実行できない気もします
ヘンブリッツの更なる活躍を期待しつつ、今回はこれまでとさせていただきます
ここまでお付き合いいただきありがとうございました