ヤングチャンピオンコミックス(秋田書店)より発売中の「片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~」(原作:佐賀崎しげる 鍋島テツヒロ 漫画:乍藤和樹)第5巻の感想です
黒幕の正体を知ったベリルはその本拠地に乗り込みます
そこにはミュイの姿も
本拠地での戦闘と攫われるミュイ
書籍版とは異なる展開で物語が進みます
ネタバレも含みますのでご注意ください
レビオス・サルレオネ司教
”スフェン教”バルトレーン教会のレビオス司教が黒幕と判明
ここからが書籍版とは展開が違ってきます
ルーシーからの依頼で司教捕縛に向かう流れでしたが、漫画版はここでこの件はベリルの手を離れます
納得がいかなかったベリルは単身、バルトレーン教会へと向かいます
教会の敷地内に忍び込むとそこには先客の姿が……
ベリルたちの会話を盗み聞きしていたミュイでした
”スフェン教”バルトレーン教会
2人で協力して教会を探ることに
ミュイが忍び込み、ベリルは礼拝に来た風を装って教会騎士ウロの目をそらします
ウロと会話をして彼女を引き付けるベリル
そこに運悪くロバリーがやってきて正体が露見
教会騎士3人がベリルに襲い掛かります
教会騎士団
”スフェン教”バルトレーン教会の教会騎士団は事実上、レビオス司教の私兵集団となっています
書籍版ではシュプール以外は名前も明かされていませんでしたが、漫画版ではかなり細かく設定されています
メンバーは
- シュプール
- ロバリー
- ウロ
- ギャミ
- ゴーレン
となっています
シュプール以外も名前が設定され、それぞれ特徴を持ったキャラクターとなっています
シュプールも”騎士狩り”をいう異名が付けられ、かつては教会騎士を襲っていたという過去が語られました
攫われたミュイ
ミュイが攫われたことを知ったベリルは後を追おうとしますが、動く死体に足止めされます
その中にはミュイの姉もいました
動く死体を無力化したベリル
そんな彼の前にクルニとフィッセルが現れます
2人の手を借りて司教たちの追跡を開始します
ここでクルニからゼノ・グレイブルの剣を渡されました
感想
黒幕が判明し、敵地に乗り込むベリル
対する教会騎士団は漫画版オリジナルの要素が満載です
特に紅一点のウロ
4巻でも少しだけ登場していましたが、その時は信心深い落ち着いた感じの人物かと思われましたが……
一番の危険人物でした
ベリルと礼拝堂で会った際は、当初は丁寧に対応していました
ですが会話を続けていく内に、スフェンに対する病的な信仰心が漏れ始めます
(ベリルですらこわがるほど)
そこにロバリーがやってきてベリルの正体が露見すると……
礼拝堂の長椅子を振りかぶってベリルに向かって振り下ろします
最初は剣を抜くかと思ったのですが、予想外の豪快さでした
単行本だとロバリーが現れた場面からページをめくると、長椅子を振りかぶったウロが目に入ります
一切、躊躇がありません
ちなみに彼女は怪力ではなく、奇跡(=魔術)の使い手で身体能力を強化しています
信仰の対象を冒涜されたことで怒りを露わにするウロ
常に顔半分を布で隠している彼女ですが、その怒りがハッキリと判りました
仲間2人と共にベリルに挑みますが、力及ばず劣勢に立たされます
間一髪でシュプールが割って入り、彼の指示で撤退しました
馬車で逃走していましたが、フィッセルに追いつかれます
馬車の屋根に飛び乗った彼女に対して
屋根をぶち抜いて襲い掛かります
下手をすれば移動手段を失いかねないと思いますが……
フィッセルの剣を握りしめるウロ
戦い方が非常にワイルドになってきました
フィッセルによって馬車から引き離され、廃墟で彼女と対峙します
魔法師団のエースであるフィッセルとどう戦うのか?
2人の対決は次巻に持ち越されます
ミュイが攫われ、緊迫感が増した5巻
ベリル、クルニ、フィッセルはそれぞれの相手を迎え撃ちます
どんな戦いが繰り広げられるのか期待しつつ、今回はここまでとさせていただきます
ここまでお付き合いいただきありがとうございました