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【片田舎のおっさん、剣聖になる】書籍版 第1巻 感想

片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~書籍版第1巻の感想を書いていきたいと思います

かつての弟子に請われて騎士団の特別指南役に就任したベリル

これまでの生活が嘘のように、彼の前には強敵が次々と立ちふさがります

あらすじ

片田舎の村で細々と剣術道場を営む男、ベリル・ガーデナント。
いつか夢見た剣士としての栄光はどこへやら。
「しがないおっさん」を自称しながら過ごす今日この頃。

“このまま静かに年を重ねていくのだろうか”

そうぼんやり考えていたある日のこと、若くして王国騎士団長に昇り詰めたかつての教え子、アリューシアが訪れる。

「先生を騎士団付きの特別指南役として推薦しました」
「……ナンダッテ?」

困惑したまま王都へ出立したベリルはさらに、最高位冒険者やエース魔術師など、大成した弟子と次々再会し、彼女たちから教えを請われてしまって!?
「絶対俺もう必要ないでしょ……」と、卑下するのはベリル本人ばかり。
長年培われた剣術はもはや並ぶ者なく、彼の活躍は“片田舎の剣聖”と都で評判になっていき――
「その称号、かっこ悪くない!?」

最強の弟子たちの“師匠”が遂に報われる、おっさん成り上がりファンタジー!

引用元:SQEXノベル公式ホームページ

VSヘンブリッツ

ルベリオ騎士団の特別指南役に就任したベリル

その技量に懐疑的な副団長ヘンブリッツ・ドラウトから模擬戦を挑まれます

団員たちが見守る中、対峙する両者

力で勝るヘンブリッツですが、ベリルの技量に翻弄されます

VSルーシー

かつての教え子フィッセルに再会したベリル

現在の彼女は魔法師団のエースとなっていました

そんな彼女からベリルの話を聞いた魔法師団の団長ルーシー・ダイアモンド

その腕前に興味を抱き、手合わせを申し出ます

最強の魔術師と戦う羽目になったベリル

彼女の繰り出す魔術を回避するのに手一杯となります

VSゼノ・グレイブル

冒険者ギルドの若手育成に協力することになったベリル

ダンジョンアタックに同行した彼は、特別討伐指定個体(ネームド)”ゼノ・グレイブル”の襲撃を受けます

”ゼノ・グレイブル”はグリフォンの能力に加えて、炎まで操って見せます

スレナと協力して迎え撃つベリル

感想

片田舎で剣術師範をしていたベリル

かつての弟子で、現在はルベリオ騎士団団長を務めるアリューシアの要請で、特別指南役に就任します

それから彼の前には

ルベリオ騎士団の副団長

大陸最高の魔術師

特別討伐指定個体

と次々と強敵が立ちふさがります

これだけ相手と戦っても大ケガしないベリルは相当なものです

普通は勝てないし、避けられないし、生き残れないのですが……

それでもベリルの自己評価は低い

何でそんなに低いのだろうと不思議に思えるほど低いです

田舎暮らしで比較対象がいなかったからというレベルではありません

アリューシアが歯がゆく思うのも理解できます

周囲はベリルの技量を非常に高く評価しています

当初は疑惑を抱いていたヘンブリッツ(と他の団員たち)も、模擬戦で評価を即座に改めました

これから先、彼が自分の技量を正しく把握できるのか心配です

彼の活躍に期待しつつ、今回はここまでとさせていただきます

ここまでお付き合いいただきありがとうございました

ABOUT ME
カルカタナ
これまでの人生をふりかえって目標がいかに大切かを感じました。 一念発起してブログをはじめ、毎日一記事の更新を目指しています。