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【片田舎のおっさん、剣聖になる】書籍版 第5巻 感想

SQEXノベル(スクエアエニックス)より発売中の「片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~」第5巻の感想を書いていきます

ミュイを連れて里帰りをすることになったベリル

ヘンブリッツとクルニも同行することに

久方ぶりの故郷でベリルを待っているのは?

ネタバレを含みますのでご注意ください

あらすじ

夏。
おっさんにとっては年々体力の衰えを痛感する季節。
汗を拭いつつ故郷・ビデン村からの手紙を読んだベリルは、ワケあってミュイとともに里帰りすることに。

「……ただいま」

家族揃っての穏やかな食卓、近所の川辺で遊んだりと、久々の実家でゆっくり過ごせる--かと思いきや。

急遽付いてきたクルニとヘンブリッツ、
魔物サーベルボアの群れ退治、
さらにはベリルの“親父殿”も剣を抜き!?

予想外だらけの出来事に、束の間の休暇は大忙しで--。
暑さに負けず剣を振り抜く、大人気おっさんファンタジー!

引用元:SQEXノベル公式ホームページ

里帰り

故郷からの手紙を受け取ったベリル

内容はこの時期に発生するサーベルボアの群れ退治について

ただ、それはついでで本題はミュイのこと

書類上の保護者となったベリル

両親からすれば義理の孫のようなもの

気になるのも仕方ないでしょう

サーベルボア退治のついでに連れてきてほしいとの打診があったわけです

本人の承諾を得て、準備を整えるベリルに、副団長のヘンブリッツから同行の申し出が……

サーベルボア退治が恒例となっているビデン村が、にわかには信じられなかったようです

道場

ベリルたちに同行してビデン村にやってきたヘンブリッツ

門下生にケンカを売られてしまいます

二対一の立ち合いになりますが、そこはルベリオ騎士団の副団長

そのくらいはハンデにもなりませんでした

VSサーベルボア

山中に潜むサーベルボアの群れ

ベリルたちは討伐に向かいます

ベリル、ヘンブリッツ、クルニ、ランドリドの4人でサーベルボアを狩っていきます

一際大きな群れのボスとベリルが対峙

突進してくる巨体にベリルはどう立ち向かうのか?

感想

今回はベリルの里帰り

目的はサーベルボア退治とミュイを両親に会わせる事

同行者はヘンブリッツのみ

……のはずが待ち合わせ場所にいるクルニ

道場にいた頃はサーベルボア退治に参加しておらず、自身の成長を確かめるために参加を希望します

ただ、事前に断りを入れなかったことに対しては、ベリルからお小言を頂戴しました

押し切られるな副団長

今回はメインはミュイのはずなのに、クルニが所々で目立ってます

里帰りに押しかけで参加し、小川で水浴びをして男どもを困らせています

極めつけが突進してきたサーベルボアを正面から受け止める暴挙

受け止められるから凄いのですが、あまりに常識はずれな行動に、またもベリルからお小言をもらっています

倒したサーベルボアはクルニが担いで持って帰りました(後でもう一頭追加され、二頭を1人で担いでいます)

クルニの天真爛漫さとパワフルさが際立っていますが、ミュイの出番もちゃんとあります

モルデアとフレン(ベリルの両親)が気遣ってくれるので大丈夫でした

サーベルボア退治とミュイの顔見せだけで終わるかと思われましたが、最後に大事なイベントが残されていました

ベリルにとって大きなターニングポイントとなる出来事です

それはご自身の目で確かめていただくとして、筆者は妙にクルニの暴れっぷりが印象に残りました

暴れているだけでなく、山中で急な天候の変化に見舞われ、雨の中を走って盛大にすっころぶというお約束も披露しています

元気があり過ぎる彼女

今後も活躍してくれることを願いつつ、今回はこれまでとさせていただきます

ここまでお付き合いいただきありがとうございました

ABOUT ME
カルカタナ
これまでの人生をふりかえって目標がいかに大切かを感じました。 一念発起してブログをはじめ、毎日一記事の更新を目指しています。