SQEXノベル(スクエアエニックス)より発売中の「片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~」第6巻の感想です
1~5巻を読んだ方で、まだ6巻を読んでいない方に向けて書いています
今回、ベリルは何をするのか?
どんなキャラクターが登場するのか?
ネタバレを含みますのでご注意ください
あらすじ
父・モルデアとの一騎打ちを経て、少しだけ“己の剣”へ前向きになり始めたおっさんベリル。
心機一転、今日も元気に剣術指南——と意気込んでいたところ、ベリルに届いたのはフルームヴェルク辺境伯主催の夜会への招待状。
「……なんで?」
国や王族に関する案件らしいが、例によって断る余地のないまま、同じく招かれたアリューシアとともに貴族の屋敷へ赴くことに。
絢爛豪華な食事、貴族が集う煌びやかな夜会、貴婦人からの歓待と、なんとも居心地の悪い優雅なひと時を過ごすベリルの前に、彼を昂らせる新たな強敵が現れて!?
大人気おっさんファンタジーは、次なるステージへ!!
引用元:SQEXノベル公式ホームページ
登場人物
6巻から登場する新しいキャラクター達の紹介です
フルームヴェルク辺境伯家
隣国スフェンドヤードバニアとの国境付近にある領地を治める貴族
ウォーレン
若きフールムヴェルク辺境伯。ベリルの弟子でアリューシアと同期
シュステ
ウォーレンの妹。貴族の夜会に出席するベリルのサポートを兄から言いつかる
ジスガルト
ウォーレン、シュステの父。フルームヴェルク家の前当主
ベリルとは兄弟弟子
ヴェルデアピス傭兵団
エーデルディア王国の傭兵団(王国は、サリューア・ザイク帝国に敗れて属国となっている)
“翠蜂”ハノイ・クレッサ
緑髪の大剣使い
”対針”クリウ・ライバーク
青髪の双剣使い
プリム
桃色髪の魔術師
フルームヴェルク辺境伯からの招待
辺境伯から夜会の招待を受けるベリル
それは表向きの話で、実際はサラキア王女の輿入れが本格化し、経路上の安全確保が目的
招待を受けたベリルは、アリューシアと共に辺境伯領へ向かうことになります
襲撃
夜会を終え、辺境領私兵軍の訓練に付き合い、帰路についたベリルたち
しかし、ヴェルデアピス傭兵団の襲撃を受けます
手練れ揃いの集団で、ベリルやアリューシアも苦戦を強いられます
感想
ウォーレン・フルームヴェルク。ベリルの元弟子でアリューシアとは同期でした
親子二代でビデン村の道場で学んでいます
夜会の主催者である彼は、ベリルが貴族たちの注目を集めていることを危惧して、妹のシュステを彼のフォローに回します
実は名目であわよくばシュステをベリルの伴侶にと考えていました
アリューシアもびっくりです
ウォーレンとしては、ベリルがどちらとくっつこうが問題なしとのスタンスですが、アリューシアはそうは行きません
当然、ウォーレンに文句を言いますが、逆にこれまでに全く進展がなかった事実に呆れられる始末
ウォーレンも協力してベリル攻略の作戦会議を開きます
結果として意外性で勝負することに
さて夜会本番になりました
ウォーレンの父、ジスガルトもアリューシアのエスコート役として参加
彼はモルデア(ベリルの父)の弟子で、ベリルとは兄弟弟子
久方ぶりに会った2人は、砕けた口調で軽口をたたき合います
普段は師匠や保護者といった印象の強いベリルのこういったやり取りは新鮮でした
いつもと違う部分が見れて面白かったです
元弟子からその妹を伴侶に推されるベリル
シュステ本人も満更ではない様子
当初から好意的でしたが、実際にベリルに接して更に好感度が上がったようです
気が気でないのはアリューシア
一見するとベリルが追い込まれているようですが、アリューシアもウォーレンから急かされた感じでしょうか?
モルデアが喜びそうな状況ですね
ウォーレンの策略で、ベリルの周りが(恋愛関係で)騒がしくなりそうです
今後の人間関係に不安と期待を抱きつつ、今回はこれまでとさせていただきます
ここまでお付き合いいただきありがとうございました