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ティアムーン帝国物語13~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~ 感想、レビュー

TOブックスから発売中のティアムーン帝国物語13 著者:餅月望 イラスト:Gilesをご紹介します。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

ティアムーン帝国物語13〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜 [ 餅月望 ]

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感想(1件)

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あらすじ

銀の祭具が盗まれる事件が発生。

特別クラスの子供たちに疑惑の目が向けられます。

同じ頃、ベルとシュトリナが不審な行動をとる教師ユリウスを目撃。

彼の後をつけてたどり着いたのは、バルバラの幽閉場所でした。

ユリウスの目的

ユリウスの正体

驚くべきことに彼はバルバラの息子でした。

罪を犯して捕らわれた母に一目会うために今回の事件を起こしました。

新たな蛇

最初、バルバラはユリウスを息子だと信じませんでした。

長らく互いに死んだと思わされていたのです。

ユリウスが息子だと確信したバルバラは自分が「蛇」に騙されていたと気づきます。

ミーアの裁きを受けた後、彼女は自分をセントノエルに運んだ「蛇」について話します。

その人物はヤナたちと同じ「ヴァイサリアン」の入れ墨を持つとのことでした。

お料理会

ラフィーナの提案

事情がどうあれ、ユリウスの行為は子供たちに疑いの目を向けるものでした。

ユリウスは謝罪し、子供たちも彼の事情を汲んでそれを受け入れます。

ここでラフィーナがある提案をします。

わだかまりを残さないためにお料理会を開くことを……。

キースウッドの苦悩

いきなりの提案に頭を抱えるキースウッド。

問題は料理に向かない人間が多すぎること。

かつて尽力してくれたサフィアスは卒業しており、頼れる人物がいません。

そんな時、ラフィーナの侍女をしているモニカに遭遇。

彼女は元サンクランドの諜報員で、レムノ王国の革命事件を経て、ラフィーナの侍女となっていました。

彼女の手を借りてお料理会に挑むキースウッド。

その結末はいかに……!

帝都へ

セントノエルの夏休み

学園が夏休みに入り、ミーアも帝国に戻ります。

この時、パトリシア(以下パティ)だけでなくヤナとキリルも連れ帰ります。

彼女たちには帰る場所がなかったので、ミーアの提案で共に帝都へ。

アベルと慧馬も護衛として同行します。

ルヴィの縁談

帝都に戻ったミーアに新たな問題が降りかかります。

皇女親衛隊の副隊長として活動していたルヴィに縁談が舞い込んだのです。

相手はヒルデブラント・コティヤール。ミーアの従兄に当たる人物でした。

乗馬大会

縁談を破談に持ち込むためミーアは策略をめぐらします。

ヒルデブラントの性格を利用して、自然に縁談の話を消滅させるために。

そのために慧馬とヒルデブラントによる乗馬競争を提案。

それは皇女親衛隊とレッドムーンの私兵団との勝負へと拡大。

大々的な乗馬大会へと行きつきます。

まとめ

乗馬大会の結末は次巻へと持ちこされます。

パティとヤナの友情も深まっており、二人の関係の行く末も気になります。

二人は本来、出会うはずがありませんでした。

身分だけでなく、時代が違っているのです。

まだ先になりますが別れは必ずやってきます。

そして、パティの場合はベルと違って、待っていれば再び会えるわけではありません。

既にパトリシアは故人です。

パティが元の時代に戻ることは、本当の別れを意味します。

その時に二人はどうなるのか?

彼女たちに待つ結末から目が離せません。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

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カルカタナ
これまでの人生をふりかえって目標がいかに大切かを感じました。 一念発起してブログをはじめ、毎日一記事の更新を目指しています。