小説

ティアムーン帝国物語5~断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー~

TOブックスから発売中のティアムーン帝国物語5 著者:餅月望 イラスト:Gilesをご紹介します。

前作はエメラルダが行方不明になったところで終わりました。

ミーアは無事に彼女を見つけ出せるのか?

そして、島から生還できるのか?

とても気になりますね!

それでは本文に参りましょう。

ティアムーン帝国物語5〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー(5) [ 餅月望 ]

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感想(1件)

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あらすじ

夏休みを利用して、グリーンムーン公爵家所有の船で海に出たミーア達。

アクシデントにより、無人島に取り残されてしまいます。

更にエメラルダが行方不明になるという緊急事態まで発生。

果たして彼女を見つけ出せるのか?

感想

遂に明かされるティアムーン帝国建国の秘密。

てっきり「混沌の蛇」が帝国に潜伏していると思っていました。

実際は初代皇帝と協力関係にあり、内部に深く浸透しています。

「外部の敵」かと思っていたら、実は「内部の敵」だった。

碑文に記された建国の秘密には、筆者も驚かされました。

エメラルダはショックを受けますが、ミーアは彼女を言いくるめて味方につけます。

この一件でエメラルダは大きく変わり、以後も様々な活躍を見せます。

この話で第二部は終了し、続いて第三部が始まります。

学園に戻ったミーアを待ち構えていたのは、レッドムーン公爵家のルヴィでした。

彼女は馬術大会での勝負を持ち掛けます。

勝てば皇女親衛隊の隊長であるバノスを引く抜くとの事。

ミーアは内心嫌がりますが、周囲の期待には逆らえずに承諾。

真剣勝負となりますが、その前にさらりとイエロームーン公爵家のシュトリナが登場しています。

ミーアベルの友人としてミーアの前に現れますが、特に不審な様子はありません。

顔見せ程度でした。

ミーアとルヴィの勝負は激戦の末にミーアの勝利で終わります。

しかし、ルヴィが勝負を挑んできた理由を知り、彼女を皇女親衛隊に迎え入れます。

これでサフィアス、エメラルダ、ルヴィはミーアの味方となりました。

しかし、最後に残ったシュトリナは妙な存在感があります。

他の三人とは違い、一筋縄ではいかな感じです。

初代皇帝の碑文

ティアムーン帝国建国の秘密。

帝国は世界を壊すために創られたというとんでもない事実が記されています。

ミーアにしてみれば迷惑この上ない代物でしょう。

反農思想もその目的に沿って、意図的に広められたものでした。

前時間軸の革命も本来の予定通りだったわけです。

ルヴィが挑んだ理由

実は幼いころに助けられて以来、バノスに片思いをしており、彼を側に置きたいためにミーアに勝負を挑みました。

結果は敗北でしたが、皇女親衛隊に入れたので希望はあるでしょう。

前時間軸ではバノスはルールー族との戦いで死亡。

ルヴィは元凶であるミーアを憎み、革命が起きた際には帝室に力を貸しませんでした。

ミーアの死で復讐は達成されますが、彼女には虚しさだけが残ります。

そして、自らの剣で命を絶ち、その生涯を終えます。

大切なもののために戦えなかったことが心残りとなり、現在のルヴィもおぼろげに認識しています。

だからこそ正面からミーアに挑み、バノスを迎えようとしたわけです。

まとめ

次々と現れる四大公爵家を、味方に引き入れていくミーア。

初代皇帝の遺志を断固拒否し、自らの道を進んでいきます。

当然ながらそれを良しとしない者たちもいます。

最古にして最弱であるイエロームーン公爵家が本格的な行動を開始。

ミーアはそれをどう乗り切るのか?

次巻ではミーアに最大の危機が迫ります。

興味がおありでしたら、ティアムーン帝国物語第六巻をご覧ください。

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カルカタナ
これまでの人生をふりかえって目標がいかに大切かを感じました。 一念発起してブログをはじめ、毎日一記事の更新を目指しています。