TOブックスから発売中のティアムーン帝国物語8 著者:餅月望 イラスト:Gilesをご紹介します。
前回、シャローク・コーンローグの企みを退け、ペルージャン国王の信頼を勝ち取ったミーア。
物語はペルージャンの収穫祭から始まります。
ティアムーン帝国物語8 〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜 [ 餅月望 ] 価格:1399円 |
あらすじ
シャロークの企みを退け、ペルージャンとの不平等条約の撤廃を示唆したミーア。
ユハル王から感謝祭での舞を依頼されます。
ダンススキルだけは超一流のミーアはそれを快諾。見事な舞を披露します。
その傍らでシャロークとマルコが和解。
そして、舞が終わるとユハル王から国民に向けて、ミーアと信頼関係を結ぶ旨が伝えられます。
見事にペルージャンとの友好関係を結ぶミーアですが、「皇女伝」にはとんでもない記述が。
あのシオンが命を落とすというのです。
ミーアはシオンの危機を防げるでしょうか?
ミーアネット誕生
ペルージャンの出来事を経て、遂に「ミーアネット」がその姿を現します。
ルードヴィッヒやマルコの深読みの果てに、ミーアの思惑とはかけ離れ場所で、その構想は広まりを見せます。
敵対していたシャロークや帝国に隔意を抱いていたユハル王もそれに賛同。
急速に現実味を帯びる「ミーアネット」。
実際、未来において組織は誕生しており、「聖ミーア皇女伝」に記載されます。
エメラルダの縁談
「聖ミーア皇女伝」にシオン死亡の記述を発見したミーア。
どうやって阻止するかを悩みます。
そこにエメラルダから、自身の縁談についての相談が。
奇しくも相手はサンクランドの人物らしく、それを口実にミーアは現地へと向かいます。
しかし、その縁談はミーアにとっても関わりがあるものでした。
ミーアがサンクランドを訪れたことで、記述とは異なる流れとなりますが、別の問題も発生します。
サンクランドの第二王子エシャールとエメラルダの婚姻。
その裏にあるシオンやミーアへの対抗勢力の思惑。
シオンとエシャールの兄弟関係の歪み。
そして、そこには「蛇」の影も。
ミーアはそれら全てに対処しなければなりません。
エシャールの劣等感
完璧超人とすら思える兄を持つエシャール。彼は兄と比較されながら、劣等感を抱えることに。
キースウッドなどはそれに気づいてますが、それを察しない者も多く、何気ない言動が彼を傷つけます。
そんな彼には「蛇」と思しき人物と接触した可能性が。
果たして彼は劣等感から兄に対して何らかの危害を加えるのでしょうか?
まとめ
ペルージャンとの友好関係を築き、一安心と思いきや新たな危機が。
それを阻止すべくサンクランドに向かいますが、平常運転で旅をも楽しむミーア。
段々とシュトリナもルートヴィッヒの同類となりつつあります。
ミーアの何気ない行動の意味を推察(というより捏造?)し、さまざまに行動していきます。
エメラルダも当初は縁談を断る気満々でしたが、次第にエシャールを気に入ります。
その中でミーアが果たす役割とは?
サンクランド王国編の解決は次巻に持ち越しとなります。
少しネタバレしておくと女性陣大活躍です。
気になる方はティアムーン帝国物語9をご覧ください。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
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