ヤングキングコミックス(少年画報社)より発売中の「悪役令嬢転生おじさん(作者:上山道朗)」第2巻をご紹介します。
乙女ゲームの世界に悪役令嬢グレースとして転生した屯田林憲三郎。
オタク知識と長年の社会人経験で周囲の好感度を上げていきます。
第2巻では憲三郎の家族が登場。
ゲームを通して憲三郎の身に起きた異変に気づきます。
家族の登場で物語にどんな変化が起きるのか?
さっそくご紹介していきます。
ネタバレを含みますのでご注意ください。
あらすじ
悪役令嬢グレイスに転生した憲三郎。
悪役令嬢の役割を全うしようとしますが、親目線で主人公に接して慕われてしまいます。
また、社会人経験からくる振る舞いで、周囲の好感度も上がっていきます。
今回はどんな事態に陥るのでしょうか?
家族登場
第2巻では憲三郎の家族が登場します。
憲三郎は事故に遭いましたが、死んではいませんでした。
特にケガもなく、現在は病院で眠っている状態です。
病院から戻った憲三郎の娘、日菜子はゲーム内の異変に気づきます。
ゲームを進めていくと内容が変化していました。
日菜子と憲三郎の妻、美津子は、グレイスの言動から憲三郎が乗り移っていると確信します。
屯田林 日菜子(とんだばやし ひなこ)
20歳。
憲三郎の娘。
両親の影響で立派なオタクに成長。
「マジカル学園ラブ&ビースト」は日菜子がプレイしていた乙女ゲーム。
憲三郎が事故に遭った後、病院から帰宅してプレイ中のゲームに異変が生じていることに気づきます。
屯田林 美津子(とんだばやし みつこ)
憲三郎の妻。
オタク。
日菜子から憲三郎に起こった異変を聞かされるが、戸惑うことなくアッサリと受け入れます。
オリオン誕生
ゲームのイベントが発生し、グレイスのビースト(使い魔)が誕生します。
ここで日菜子たちの側に異変が。
ビーストの誕生に干渉することができました。
このビースト、「オリオン」を通じてわずかながらゲーム内に介入できるようになります。
ビーストとは?
ビーストとは従魔(使い魔)のこと。
生徒は学園に入学すると卵を一つもらいます。
ひと月過ごすと卵がかえり、使える魔法の種類も増えます。
ゲームでは主人公アンナのビーストによってシナリオや攻略が変化。
オリオン
グレース(憲三郎)のビースト。
種族は古代龍(エンシェントドラゴン)。
伝説級のレアビースト。
オリオンは火属性と水属性、相反する属性を2つ備えています。
本来、ビーストの属性は1つだけ。
2つ持っているだけでも特殊なうえ、しかも相反する属性を備えています。
これはグレースの中に、グレースと憲三郎の2人が存在していることが原因と思われます。
また、オリオンというのは日菜子が好きだったアニメのキャラの名前。
名前は日菜子たちの側から設定できたので、その名前をつけることで憲三郎に事態を伝えようとします。
感想
憲三郎の家族の登場で物語は新しい展開を見せます。
日菜子のゲームに憲三郎の状況が反映されたり、オリオンを通じて介入可能になったりと不可解な部分がでてきます。
ゲームを進めることで憲三郎を救おうとする家族。
憲三郎はそれを知らず、ゲームを進めようとしますが、本来の展開とはことなってきます。
ゲームを進めるという点では家族の意見は一致しているので、物語自体は進んでいくはずです。
これから先の展開は、本来のゲームのシナリオからかけ離れたものとなっていくと思います。
憲三郎の行動でまるで違うストーリーになっており、結末は予測できません。
そもそもストーリーが違うのなら何をもって終わりとするのか?
憲三郎の置かれた状況は偶然か? それとも何らかの理由があるのか?
謎が解明された時、憲三郎が元に戻れるのでしょう。
まとめ
話自体はコメディータッチなので、面白く読めます。
同時に不可解な謎があるため続きが気になります。
これからどのような話が展開されるのか、非常に興味深いです。
屯田林家は全員がオタクなので、ところどころでそういったネタが出てくるので、それも面白いです。
次巻ではどのような物語が展開されるのか楽しみです。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。