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【漫画】一勝千金 第4巻 感想

裏サンデーコミックス(小学館)より発売中の漫画作品「一勝千金(原作:サンドロビッチ・ヤバ子 作画:MAAM)」第4巻をご紹介します。

裏社会における女子専門格闘技団体を描いた本作。

交流戦を経て新興の団体ヴァルキュリアは新たなステージへと上がります。

仁和組から新しい会場を提供され、運営側も新メンバーを迎えます。

大きく躍進を遂げたヴァルキュリアですが、不穏な空気も漂いはじめます。

他団体からの刺客、本郷姫奈と同じルーツを持つ少女!!

ヴァルキュリアとそれに関わる人物たちの未来は!?

新展開の第4巻を筆者の感想を交えてご紹介します。

ネタバレを含みますのでご注意ください。

あらすじ

交流戦も大将戦の残すのみとなりました。

葉月ゆうの異常な打たれ強さに苦戦する瀬名りこ。

ですが持ち前の怪力をいかんなく発揮し、チタン製の骨を持つ葉月を圧倒。

勝利を掴みます。これによって交流戦はヴァルキュリアの勝利で幕を閉じます。

会場は盛り上がり、ヴァルキュリアの面々も勝利にわきます。

この勝利でヴァルキュリアは新しい段階へと進むこと・・・。

同時に姫奈にかかわる謎が少しずつ明らかにされていきます。

用語

バベルタワー
歌舞伎町のニューシンボル。秘密の地下5階が存在し、本来は国内最大の裏カジノが開かれる予定だった。
実現していれば日本三大暴力団の共同出資による日本一安全な裏カジノになる予定だったが、トラブルから計画は凍結してしまう。
場所が空いたため、参歯組がハナの命を狙ったことに対する詫びとして、仁和組からヴァルキュリアに貸し出された。

星の子供達
本郷姫奈、東雲レイのルーツ。何者かによって互いに潰し合うように育てられた子供たち。
子供たちの中で最後に残った者が最後の星となり、新世界がはじまるとされている。
「現世(うつしよ)こそ地獄」を合言葉のようにしている。

星取り
星の子供たちが互いに潰し合い、それは最後の1人になるまで行われるとのこと。
子供たちは互いに「敵」と認識しているが、敵は屈服させればいいだけで必ずしも殺す必要はない模様(東雲レイは本人の性格もあって殺害前提である)。

暴勇会
仁和会を含む日本三大暴力団の一角。

伊勢龍
名古屋に本拠地を置く裏格闘技団体。

ラブサイコガールズ
都内にある女子専門裏格闘技団体。できたばかりで興行はまだ行われていない。
大元は伊勢龍と同じく日本三大暴力団の一つである暴勇会。

新しい登場人物

東雲 レイ(しののめ れい)
交流戦の会場に現れた少女。本郷姫奈とは旧知の間柄で、姫奈に星取りを持ちかける
その後、ヴァルキュリアの試合に乱入し、正式に姫奈と試合をすることに。
姫奈以上に危険な思考の持ち主。姫奈を崇拝し、彼女に殺されたいと願っている。
髪型は黒髪ショート。左目の下に星型のあざ(タトゥー?)がある。

桜井 杏(さくらい あん)
希望の幼なじみで職業は闇医者。タナトフォビア(死恐怖症)で、物心ついた頃から死の恐怖に取りつかれたらしい。
非常に頭が良く、帝都大学医学部を現役合格して医者を目指していた。
しかし、不死の研究のために遺体を盗み出していたことがバレ、日本のエド・ゲインとして医学会を永久に追われた。
ヴァルキュリアのリングドクターとして希望からの勧誘を受ける。
金銭に興味を示さない彼女だが、神の軍勢教祖の娘である姫奈と(不死の研究のため)、接触する機会が得られるとして申し出を受ける。

森咲 夏海(もりさき なつみ)
伊勢龍女子部門王者。ファイトスタイルは総合格闘技(打撃偏重型)。
ヴァルキュリアに参戦するが、その正体は暴勇会からの送り込まれた刺客。
仁和会の傘下(あくまでも暴勇会の推測)であるヴァルキュリアを潰すために参加。
生粋のサディストらしく、格闘技でも相手を痛めつけることを喜びとしている節がある。

暮石 光世(くれいし みつよ)
格闘家でクレイシ道場と暮石整骨院を経営している。
希望と知り合いで、彼女のトレーニングのために道場を貸し出す。
希望のことをのぞみんと呼ぶ。
道場に見学にきた姫奈が皇桜女子学院の制服姿だったため、立花先生の話で盛り上がる。
その時に姫奈からおじ様と呼ばれて少し気にしていた。

感想

交流戦はヴァルキュリアの勝利で幕を閉じます。

案の定、悪だくみがバレた惨歯組の井上。

剛野によって遠洋漁業に送られます。

実行犯である渡辺カレンは、ハナのとりなしでお咎めはありませんでした。

代わりに姫奈の過去を調べることに・・・。

勝利にわくヴァルキュリアですが、ノゾミはライバル団体の台頭を視野に入れます。

ハナの暗殺未遂の詫びとして新会場を手に入れたヴァルキュリア。

リングドクターとして桜井杏(さくらい・あん)も迎え入れます。

格闘技団体として順調な成長を続けるヴァルキュリアですが、その裏で姫奈に関わる不穏な動きが・・・。

姫奈の前に現れた東雲レイ。

レイの目的は姫奈を最後の星にすること。

星の子供と名乗る彼女たちは、最後の星となるべく互いに潰し合うように育てられていました。

レイの介入によってヴァルキュリアがどんな危機にさらされるのか心配です。

それとは別に裏格闘技団体としての危機も迎えるヴァルキュリア。

仁和組の傘下と疑われたことで、仁和組と対立関係にある暴勇会から刺客を送り込まれます。

名前は森咲夏海(もりさき・なつみ)。他団体の王者である彼女ですが、実際は暴勇会から刺客でした。

ヴァルキュリアを潰すために送り込まれた森咲。

それを察したノゾミは、自ら森咲と戦うことを宣言します。

アンの手術で網膜剥離(もうまくはくり)が回復したノゾミは再び選手として試合にでることに!!

そして、暮石光世(くれいしみつよ)も登場!!

ノゾミとは知り合いらしく、復帰戦に向けて協力してくれます。

暮石は本当によく出てきますね。

Web漫画求道の拳にはじまり、ケンガンアシュラ、ケンガンオメガ、ダンベル何キロもてる? そして一勝千金。

彼が出てくると本当に世界観のつながりを感じます。

それはさておき選手として復帰するノゾミ。

どうやら彼女の強さは独特のものらしく、それが一体どのようなものなのか気になります。

ノゾミの復帰戦は次巻に持ち越しですが、非常に楽しみです!!

彼女の戦いに期待しつつ、今回はこれまでとさせていただきます。

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

ABOUT ME
カルカタナ
これまでの人生をふりかえって目標がいかに大切かを感じました。 一念発起してブログをはじめ、毎日一記事の更新を目指しています。